機織桜(はたおりざくら)

最近、通勤電車の中でお世話になっていた本を、ご紹介します。

 

ショートショートの宝箱」 光文社文庫

 

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タイトルの通り、一つ一つのお話しは短く、とても読みやすいので、一晩で一気に読みきるもよし。電車の中や、休憩時間に少しずつ楽しむもよし。

 

気味の悪い話、切ない話、滑稽な話、???な話。様々なお話しがであり、飽きません。

 

ちなみに、私が一番心に残っているのは「機織桜(はたおりざくら)」というお話。

 

登場人物は、重い病を患っている奥さんと、その旦那さんで、物語は、旦那さんの目線で、語られています。

 

会話から垣間見える、これまでの夫婦の歴史や、お互いを気遣う優しさ。

 

ふたりを包み込んでいる、朝方の冷たい空気や、匂い。辺り一面に咲き乱れる桜。

 

切ないお話ですが、情景がとても美しく、また、奥さんを静かに見守る、旦那さんの優しさが、とても素敵です。

 

ご興味のある方は、ぜひ、読んでみてください。