ウイスキーボンボンと大人の階段

今週のお題「バレンタインデー」の思い出について。

 

私にとってバレンタインデーは、小学校低学年まで、家族でチョコレートを食べる日でした。(バレンタインデー=みんなで楽しくチョコレートを食べる日という認識で、好きな子にチョコレートを渡す日ということは、のちに知りました。)

 

毎年、バレンタインデーが近くなると、実家近くの駅ビルに家族で出かけ、各々好きなチョコレートを選ぶのですが、私と母は甘いミルクチョコレート、父はウイスキーボンボンというのが定番でした。

 

チョコレートを買った日の夕食後は、みんなでコーヒーや紅茶を飲みながら、チョコレートを楽しみます。

 

私はあるとき、父が食べていたウイスキーボンボンがどうしても食べてみたくなり、必死におねだりしたことがありました。最初は「これは大人のチョコレートだから」と困った顔をしていた父でしたが、とうとう私のおねだりに根負けし、一粒だけ分けてくれました。

 

勝ち取ったウイスキーボンボンを食べると、中からドロッとした液体が出てきて、その後にどぎついお酒の匂い。正直、ものすごくマズかったです。

でも、「大人のチョコレートであるウイスキーボンボンの味が分からない」=「お子ちゃま」と認定されてしまうのが嫌で(実際に、とても困ったお子ちゃまだったのですが…)、涙目になりながら「結構おいしいね!」と強がったのを覚えています。

 

そして、大人の階段を上り28歳の大人(?)の女性となり、ウイスキーボンボンも心からおいしいと思えるようになった今日この頃。

 

ウイスキーボンボンを初めて食べたあの頃は、早く大人になりたくて、たまらなかったのに、今は、あの頃に戻りたくて仕方がありません 笑